第23話 その日酔い

ストレス発散のために昼間からお酒を飲んだ


ほろよい2缶と梅酒半分で私は眠った


起きたら二日酔いの症状


ほんとに体質が変わったのだと、自覚させられる


今までの私は、強くはないが弱くはないため、1日で梅酒750mlあけたりするのが普通で


周りからは酒カス、とまで言われていた


それが今ではほろよい2缶が限界だ


ビールなんてもってのほか


私の今の楽しみはお酒だけ


医者から止められてるのは分かっている


それでも私は、こどもを失った悲しみと同時に相手に裏切られた悲しみを受け入れられずにいた


幸せになる人たちばかりで、それを勝手に憎む私が嫌になる


不幸自慢大会はキリがない


よく言われる、「夢小説みたい」「非現実的」な人生


嘘だと思うのなら、両親や友人に聞いて欲しい


証拠に私は小学校と中学校の知り合いは1人として居ない


夢小説でも幸せになれるのに、現実は儚いものだ


毎年厄払いに行っているのに、人生ジェットコースター


ファッションメンヘラだ、と思われていることもある


ファッションでメンタルクリニックに10年も通うか?


ファッションで自分を切り刻むか?


ファッションで薬漬けするか?


ファッションで過食嘔吐するか?


ファッションファッションって、そんなに私が嘘くさいのなら、期待するな


自分の部屋が2階であることが憎い


10階以上なら死んでいただろう


リストカットはかまってほしいからやってるわけじゃない


血を見て、ああ…そうか…と自分を強制的に納得させる術


痛みを感じることで、罪悪感が何故か消えるのだ


今の私は生きているようで死んでいる


さながら、培養液につけられた人間になる前のピノコのようで


戻れるのなら、母のお腹の中からやり直したい


幸せになりたい、そう願うことは強欲なのだろうか


幸せになれないのなら、殺して欲しい


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