(7日目)タケシと久しぶりに話す
会社の食堂でタケシにばったり会う。
鮮魚部門のタケシとは休憩時間が多少ずれるのだが、食べ終わる頃にタケシが入ってきた。
「最近全然話してくれないじゃないですか~」
と言われ、少し戸惑った。
確かに宝くじ当選後、今までより明らかにテンションは高く仕事していたが、俺は無意識にタケシだけは避けていたようだ。
「そんなことないけどなあ。まぁまた飲みに行こうぜ」
と、お前を嫌ってはないというアピールだけに、その言葉を発してしまった。
タケシは嬉しそうに同意した。
2杯目のカレーのおかわりなんてしなきゃ良かった。
タケシと会った時にどうするかも決めておくべきだった。
正直、飲みに行きたくない。
タケシと話していると自分が犯罪者のような感覚に陥る。
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