第345話 冷凍庫

冷凍庫の片隅にスマホ。


他愛のないやり取り。

それすらも消せなくて。

考えあぐねた結果の冷凍保存。


『忘れられないのではなくて、忘れたくないのだ』

いつか聴いた歌が頭の中で流れる。


ならば、いっそ、そのままに。

フリーズドライされた思い出が

優しい思いに変わるまで。


ー完ー


『忘れられないのではなくて、忘れたくないのだ』

以前にもどこかで登場したと思いますが、さだまさしさんの『軽井沢ホテル』より拝借。

この曲が収録されたアルバムは「さださん、何かあった?どうしたの?」的なインパクトで印象深かったので、忘れられないのでありますww

(LPのジャケットに『これは、さだまさしのレコードです』と、わざわざ記される程に~)


*****


明日のお題は『可能性』デス^^

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