第164話 ありきたり

うららかな午後。

庭の片隅に角砂糖を一つ。


斥候がやってくる。

情報は、瞬く間に伝達され、

庭の片隅に『蟻、来たり』


ほんの1か月前まで、ありきたりな生活をしていた人々が

何もかも失い、涙にくれている。


尊い『ありきたり』な幸せが、一日も早く戻る事を願う。


ー完ー


明日のお題は『おいしい』デス^^



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