第77話 会社

日曜日が終わってゆく。

『得体の知れない不吉な塊』に押しつぶされそうになる。


仕事が嫌いな訳じゃ無い。

通勤が面倒で、人付き合いが面倒で。

そうだ!会社が無くなれば……。

会社に爆破予告も悪くない。


『檸檬』では小さすぎる。

でも、メロンなら。


翌朝、頂き物のメロンを抱え、心軽く会社に向かう。


ー完ー


頂き物のメロン。

「メロン苦手なんだけれど……」(実際の作者は、メロン大好物です^^)

そんな時、ふっと、頭をよぎる『檸檬』(梶井基次郎さん著)

面倒な同僚の机の上に爆弾に見立てたメロンを置き、妄想にほくそ笑む。みたいな~

同僚は喜ぶし、メロンは片付くし、ウィンウィン^^


ちなみに……

『文豪ストレイドッグス』の梶井基次郎さんの異能力は『檸檬爆弾レモネード



もう一個ちなみに……

『得体の知れない不吉な塊』というのは、『檸檬』の中で主人公が心に抱えていたものです。

若かりし頃『檸檬』を読んで「なんじゃこりゃ?」と思ったのは内緒ww

私に純文学は難しすぎた。

『得体の知れない不吉な塊』の正体がおぼろげにではありますが、わかるような気がする昨今。

そんなこんな(どんな?)を経て、歳を重ねるのも悪くないと思う今日この頃です。


*****


明日のお題は『コテージ』デス^^




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