ある日のクマ

@mai0514

第1話

小さい頃から僕は病弱で

生活のほとんどをベッドの上で過ごしてる。

体調が良い日は学校にも通ってたけど

たまにしか来ない僕には友達は1人も出来ず

だんだん学校に行く回数が減り引きこもるようになった。

そんな僕を心配した母が近所のお姉さんに家庭教師を頼んだ。

家庭教師で来てるはずなのに

お姉さんの一方的な話しをドア越しで聞くだけ。

「出てきて話そう。」

とか

「友達になろう。」

とか

そんな事は絶対に言わない。

ただただ毎日1人で話して帰って行く。

今日も話しに来た。


「昨日の夜、雨が降ったからか道に水溜り出来ててさ〜思わずジャンプしちゃったwww

おかげで服ビシャビシャで君の家に来ちゃったよw」


(なんで その状態で来たんだよ!

普通 着替えてから来るだろ!)


思わず心の中でツッコんでしまった。

でもそれはいつもの事で

このお姉さん

かなりの変わり者。

お姉さんの話しに

いつも僕が心の中でツッコミを入れる。

お姉さんはそれを知ってか知らずか

お構いなしに話しを続ける。

それが僕とお姉さんの日常だ。

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