薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ  season 2 〜森再生編〜

柚木 潤

これまでのお話

 実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で、不思議な漢方薬の調合が書かれた古びた本を見つけたのである。


 そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。

 その世界には魔人の攻撃を示唆する洞窟が出現していたのだ。

 舞は不思議な薬を作る事で、みんなの助けになるべく行動する。


 魔人の王ブラックと会った時、以前ハナという舞に関係のある人物がこの世界に転移していたことを知る。

 ハナとブラック達魔人は良い関係を築いていたが、一部の人間達に魔人を排除すべきと掲げる集団が現れ戦いとなったのだ。

 そして、ハナの希望もあり魔人達は異世界に移住することになり、人間の世界には二度と不思議な薬が作られないように、薬に使われる植物を全てブラックが消滅させたのだ。


 そして500年後、意図せず洞窟が出現し人間と魔人の世界の繋がりが出来る。

 魔人の王も人間の王も共存を考えるのだが、人間に憎しみを持つ魔人の襲撃に合う。

 人間と魔人そして舞の薬により危機を回避することができ、舞は自分の世界に戻ったのだ。


 しかし、しばらくして手紙が届き、また舞は転移する事になったのだ。

 ブラックからの伝言で、今度はハナが大事にしていた森の危機のようなのだ。

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