ゆきちゃんと帰省編 その三
「わぁ、もうタイトルが止まりません。私たち帰れないのに……」
「帰らないと進まないんじゃない? これ」
「帰らなくても進んでるじゃないですか。気がついたらその三ですよ」
「うーん。じゃあ、さすがにタイトルのいうこと聞こうか」
「そんな時間ありますか?」
「日帰りとか……」
「せっかく帰省するのにゆっくりできないなんて嫌ですよ」
「確かに。それもそうだね」
「ははーん。わかっちゃいましたよ」
「ゆきちゃん、急にどうしたの?」
「さてはネタ切れですね」
「ネタ切れ?」
「話が進まないのにタイトルだけ進んでいくなんてそれ以外考えられないじゃないですか」
「まぁ、この作品がネタ切れなのは今に始まったことじゃないんだけど……」
「ダメです。このまま何の意味もなく帰るか帰らないかの話を続けていたら作者の思うつぼです。せっかく読んでくださる方がいるんですから」
「そんなこと言ったって僕らは作者に逆らうことができないんだからどうすることも……」
「次の話がその四になってたら、そんなの無視して別の話題で進めましょう。そうじゃないと読んでくださる方に申し訳ないです」
「そうだね。たまには神に逆らってみようか」
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