9月24日 実習後記

 先日、無事に小学校の教育実習が終わりました。

 今まで教育実習生がなんで最後の日にあんなに号泣してるのかなー、とか疑問に思っていたのですが、逆に今となってはなんで泣かない未来があるの? です。

 教育実習で出会って、初めて授業をしたあの子たちは私の中で紛れもない「最初の教え子」なんだと思います。人生初の授業は国語の「漢字の成り立ち」で、この先もあれより酷い授業はしないと思う、っていうくらい謎の自信をもらった。板書は見にくい、タブレット使えない、指示が通らない、時間余る。わかります? ホンマもんの授業崩壊よ。初手で授業崩壊したら、あとは上手くなっていくだけでした。理科と体育の1時間目は近しい何か、にはなりましたけど、ちゃんと形にはなったんです。

 3週間で板書も、子どもとの接し方も、授業の展開の仕方も全部全部初日と比べ物になりません。何度も子どもたちに助けてもらって、乗り切ることが出来ました。

 お世辞でも「先生、さっきの楽しかった!」とか「次の授業は何時なの??」とか、そんな声に何度も救われて、お別れ会は号泣でした。ありがとうの花が咲きました。


 自分の未熟なところばっかり見つかって、今は修行がしたいです。現場に出るのは思ったより直ぐなんです。

 がんばる理由ができました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る