3月21日 すいせんのラッパ
昨日、グラウンドに自転車投げて帰ってきちゃったので、朝から歩いて学校まで回収しに行きました。お天気がとってもよくて嬉しいけど、そのぶん花粉が私をいじめてくるの。春は毎年私の片思いなんだね(?)
春物の黄色のブラウスに袖を通して、お気に入りのワンピースを着て、白のスニーカーでひとりでぶらぶらお散歩しました。日差しが暖かくて、空も青くて、風が春の匂いでした。街路樹はつぼみの姿も見えないし、花壇もお花が見えません。ウグイスの声もまだまだです。それでも、ちょっと前まではココに雪が積もったったなー、とか、冬の町を思い出して季節の流れを感じました。
道ばたに黄色い水仙が咲いていました。
小学校の国語ですいせんのラッパ」ってお話があったんですよ。読んだことえる人ー? 佐藤先生に教えてみ?
水仙のお花を見て、そういえば小さい頃は散歩道ですらファンタジーに見えていたよなって思ったのですよ。
小学生のはるとは週3位で俳句を作って、ご近所の老人会の方々に俳句を添削していただいていました。あの頃は季語なんて難しいことをよく理解していません。春夏秋冬の自分の目に止まった自然のひとつひとつから一句を作っていました。水仙もラッパに見えていたし、桜が咲けば山がおめかししていました。入道雲は何味で、銀杏は黄色い爆弾。雪は街を白のペンキで塗ったくる。
あの日の感性が今では羨ましい。そんなお散歩でした。
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