【セーフティ機能の説明】第十四話 高橋悠里はユニークスキルの確認をする
悠里はステータス画面の『ユニークスキル』の部分をタップした。
♦
ユニークスキル
プレイヤーのみ習得可能なスキル。
NPCは習得することができない。
ステータス閲覧
ステータスを閲覧できるユニークスキル。
『ステータス』と言うと、プレイヤーの目の前にステータス画面が現れる。
ステータス画面はプレイヤー本人とサポートAIにしか見ることが出来ない。
NPCが見ている前でステータス確認や能力値の上昇、スキル習得などを行うと不審者扱いされ、目撃したNPCの友好度が下がる。
不滅の恩寵
HPが0になって一定時間が経過した後、復活地点に転移して復活できるユニークスキル。
また、このスキルを所持している者は『不滅の腕輪』が贈られる。
■■■■■■■■
まだ表示できません。
♦
「『まだ表示できません』って出たんだけど……」
悠里は首を傾げながら、言う。
「条件を満たせば表示されます。現在は表示できません」
「条件っていうのは……?」
「それは、ゲーム内でご確認ください」
サポートAIはネタバレをしてくれないらしい。
悠里は少しがっかりしたが、気を取り直して『レアスキル』を確認することにした。
***
『アルカディアオンライン』は初期設定でセーフティ機能がONにされている。
初期設定でセーフティ機能がONの場合は、運営が不快と判断したものへの嗅覚設定が10パーセントになり、未成年に不適切だと判断されたものに対してモザイクが掛かる。
セーフティ機能がONの状態では一部魔法やスキルが取得できない。
セーフティ機能をOFFにするためには、プレイヤーが20歳以上だと証明する手続きが必要になる。
犯罪行為や悪役ロール、大人の恋愛を楽しみたいプレイヤーにはセーフティ機能をOFFにすることを推奨している。
本作の主人公である高橋悠里は未成年のため、現状ではセーフティ機能をOFFにすることはできない。
***
『アルカディアオンライン』のセーフティ機能をOFFにするためには『アルカディアオンライン』の公式サイトにアクセスして『成人証明』の手続きをする必要がある。
『アルカディアオンライン』における『成人』は20歳以上。
18歳以上であっても20歳未満であれば、手続きをすることができずプレイヤーの間では不満が高まっている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます