27年

あの日の

夜の暗さを

風の冷たさを


足下からの大地の唸り声を


不安と心細さで迎えた朝を


でも、

遠くに見えたたくさんの灯りを


忘れないでいよう



身動きもできないほどの

悲しみにとらわれた日々も

そこから立ち上がることができた強さも

そのための勇気をもらったことも

受け止めたたくさんの温かさも



たくさんの思いを受けた分だけ

それらを誰かに還していくことも

つないでいくことの大切さも



あの日のことを

それから後のたくさんのことを


決して忘れないでいよう




祈りと

感謝を込めて

いつまでも忘れないでいよう





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