一緒に帰ろう
夕暮れの川沿いの道を
ふたり、並んで歩く
土手に長く長く伸びた影法師が
なんだか人じゃなく見えて
指差しながら一緒に笑った
ふと、触れた手を
どちらからともなく
繋ぎあって
一緒に、帰ろう
ふたりの部屋へ
これから一緒に暮らす
ふたりの部屋へ
いつも
どんな日も
今日のように
ふたりの影すらも
寄り添わせて
一緒に帰ろう
ふたりの部屋へ
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