第9話

「あなたは危ないと知りながら道路の真ん中に座り込んでいたんですね」


どこのだれに問い詰められていたかは知らないが、どうやら知事命令の審査を受けていたようだ。


措置入院。


自傷他害の恐れがある場合に行政が入院させることが出来る。保護者の同意不要の入院。祥子はやっと安寧の地を見つけた。


胴四肢拘束、ルートキープ、心電図装着、オムツ着用、バルンカテーテル挿入。管だらけでこの病院にひとつの季節を眠り続けた。


  

     



眠って眠って眠って眠って

                                  眠り続けた。






〜〜帰りの列車、大吾と長崎であったことを散文にして交換した。


○引っ越したらたまたま鳥居がありました、

 と平気でウソを言う若い人

○パピコのデザイン的進化

○私的な交通費まで絵本作家に要求する

 反社な編集者

○ポルノ雑誌回収ポストのある町、長崎

○普通のラーメン屋の顔してちゃっかり

 チャンポン置く店のある町、長崎

○眼鏡橋のベスポジまで行くの困難な町、

 長崎

○鯨の歯でできたイルカのピアス

○Mac史上初、漢字をひらがなに変換する

 謎時間

○タクシーの運転手からせっかく得た

 カステラ情報を無下にする中年2人

○今回、一番ハードな活躍したの、

 黄色いスカート

○うちら生命共同体だしな

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