第2話 しゃがりんライバーになる!~其の弐~ミナレ姐さんって、ホント凄ェーーー人だったんだな、と今更想う

 はじめての配信場所に選んだのは、カラオケボックスでした。

 誰にも邪魔されずに落ち着いて出来るだろうし、Wi-Fiあるし、ジュースも飲み放題だし、終わってからカラオケ出来るし。

 ちゃんと調べてセキュリティ周りも設定して、そっち方面での事故が起こらないようにもしたよ。個人情報、ダイジ!!


 では、いざ配信、ポチっとな!…いやまだ、色々設定せないかんのか。なんか画面に出てくる通知に促されるまま、ぽちぽちと押してゆく。そしてやっと配信開始!!

 ・・・いや、何言えばいいのコレ、ってか人集まるのコレ?何てグズグズ言ってたら人来てるしコレ。げ、ゲームをしよう!今日はその為の配信なんだよ、ゲームゲーム……ゲームが始められない!!!


 どーやってゲームアプリの画面に持っていくんだよ、コレー!?ホーム画面?ホーム画面って何処だよ、ここに来て何やってんだ私ーーー!!!

 って、人来てるよ、めっちゃ狼狽えてんよ、ヤバいよヤバい!

 コレドウスンノ、ゼンゼンワカラナイヨ、ゲームドウヤッテヤンノ、ウワーーーーーー(≧д≦)・・・などと大いに醜態を晒しまくってたら、現れたんですよ、救世主が!!リスナーさんの1人が、コメントでアプリまでの道のりを教えてくれたんです!

 丁寧に説明して頂いたおかげで無事ゲーム画面持って来られました。おまけにフォローして貰ってギフトまで頂いて…貴方は神か、天使か!?絶対若いイケメンだね、この人。本当にイケメンの子って、自分に余裕と自信があるからなのかさ、矢鱈と親切で気が利くんだよね、意外と。ウン、絶対そうだ(勝手な妄想)。


 さあ、やっとゲーム配信ですよ。でもね、皆さん。いきなりゲームしながらスマホ画面に向かって喋れ、と言われて面白トークとか噛ませますか?私は無理でしたw鼓田ミナレさんじゃあるまいし、すらすらと話が出てくる訳ないじゃん。ちゃんとゲーム始める事が出来ても、狼狽えまくりのド素人配信……私がリスナーなら居たたまれなくって、瞬閉じするよ……

 何かたどたどしく語りながらゲームしてたんですけどね、珍しく調子が良いらしくミス無しで進んでてね、「コレ、フルコン行くんじゃね?」とか言ってたら本当にフルコンしたんですよ!やった~、フルコンしたよ!って報告した瞬間、気付いてしまったんだよ……オートプレイっていう、1度クリアしたらスコア付かない代わりにオートでフルコン出来る仕様になったまんまだった事に……

 

 うぉぉぉぉーーー( ° д ° )!!!

 

 ここ何年かで1番、恥かいたーーー!!!

 その後は通常プレイに戻して配信を続けたんだけど、何喋ったんだか全然覚えてねえよ…そして最後までフルコンする事は無かったよ…アプリゲーの石50個じゃあ、割に合わない精神の消耗だったよ( -д-)…

 配信終わらせた後はゲームやアニメの曲を思いっきり歌って、心をリセットしてから帰りました。カラオケは超久々だったから、楽しかったよ!


 恥めて…じゃねぇ、初めてのライバー活動は、キャプテンムラサと依神姉妹を乗せたタイタニック号の様な船出を致しましたwww

 全くもって思い描いていた華々しいモノには程遠く、反省をしようにもどうにもならんレベルのダメダメさでした・・・

 が、これくらいで挫けるような豆腐メンタルでは無いので、リベンジしたいと思います。


 ハイ、次行くぞ、次ッ!!!

 



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る