第9話 なぜか現れる存在! その名は解説役!!
<放送中>
「嬢ちゃん! 1機だ! いいか、1機ブッ倒して帰ってこい!! 欲張るんじゃねえぞ!!」
獅堂は周りの目など一切気にせず、整備兵の待避所兼整備棟になっている防御区画で通信機に怒鳴る。一度出撃してしまえば基地内区画限定の短距離通信機など、Sワールド突入より前の段階で聞こえなくなってしまう。ここで言い聞かせておかねばならない、という焦燥感が老人を駆り立てる。
あの少女は確かに只者ではない、しかしどうにも危なっかしい気配がしてならないのだ。
<頑張る>
そうじゃねえ!? 老人は頭の中で絶叫した。
モニターに映る玉鍵の表情はやる気に満ちている。戦闘意欲に水を差すのはよくないという考えが古参兵の脳裏によぎるが、それ以上に入れ込み過ぎて早死にする新兵の姿と重なってしまう。
獅堂は顔を映像取得用のカメラに押し付けるほど近付けてモニター越しの少女に制止を促す。外から見たら厳つい顔の老人が子供を恫喝しているようにさえ見える光景。
しかし、周囲の整備兵たちは知っている。それは本当にパイロットを、少年少女を心配する整備長の思い遣りなのだと。残念なことに多くの場合、彼の真心は子供たちに伝わらないのだが。
パイロット試験を受けることができるのは14歳から。身体の障害などの特別な事情が無いかぎりこれは国民の義務であり否応は無い。
そして14歳といえば思春期の真っ盛り。大人への反抗心が強く芽生え、自身のできることが増えて根拠の無い万能感の芽生える年齢でもある。忠告は煩わしい雑音にしか聞こえず、自分なら物語のヒーローのように戦えると現実の中で夢想する子供さえ出てくる年齢。
多くは実力不足で失敗し、あるいは近い年齢の他者に打ち破られて自分に特別な才能など無いと現実に戻る。そして人生の苦い1ページとして、生涯付きまとう忌まわしい記憶になるだろう。
だが、失敗したパイロットの現実は死だ。彼らがどれだけ若かろうが先など無い。子供たちの光り輝くような未来は、申し送りの名前欄の通りにマーカーで塗り潰される。死亡者として。
「頑張る、じゃない! 倒したらすぐ戻ってこい!!」
1機。パイロットはSワールドで何でもいいから1機を撃破すれば帰還シャトルを呼ぶ権利を得られる。たとえ大赤字でも初陣で生きていれば上出来、そう考えて切り上げることは悪い事ではない。
一般層のパイロットは報酬制だ。出撃にも手当がつき、撃破すればさらにつく。だが本命は獲得した資源だ。物によっては国の買い取り時に大幅なボーナスも得られる。
しかし一方で出撃に掛かる費用の保証は最低限だ。そのままでも一応戦える体裁を整えた状態『デフォルト』『素』『オプション無し』などと言われる状態で引き渡される。多くの場合はこれにパイロットの要望で追加の装備を取り付けるシステムを取っている。
ただし、有償で。掛かる費用はパイロットの負担となる。
思い通りに戦果を挙げられず、かといって出撃しないわけにもいかず、碌な装備もつけられないで戦死する者を獅堂は何人も見てきている。それほど機体にかかる金銭負担は重い。
富豪の息子など特殊な背景を持つ子供でもない限り、普通の親の貯金程度では予備弾の費用にもならないのだ。
しかし今回に限って費用の心配は不要だ。初陣だけは赤字が出ても不問にするのがこの基地の慣例である。無報酬となるので次の戦闘が厳しくなるが、次回の費用は獅堂が負担するともう心の中で決めていた。高給取りの彼でも結構な額となるものの、命の恩人への礼と言えば対外的にもさして不自然でもない。
<やる>
だからそうじゃねぇ!? 出撃のために基地のカタパルトが展開し、通信の途切れた獅堂は何度も絶叫する。戦果なんてどうでもいい、生きて帰ってこいと。
個人で大枚を叩いて支援する。この獅堂という古参の整備兵はもうそれほどに玉鍵を気に入っていた。
獅堂が微妙な違和感を感じたのはカタパルトでの発進の時。コクピットの玉鍵がカタパルトの加圧で辛そうにしていた映像だ。
S関連の技術によって生み出された物は不可解な形状をしていることが極めて多い。パイロットスーツもまたそのひとつで、技術もコンセプトも非科学的とさえ言えるそれらは、大抵の場合少女にとってかなり際どい形状をしている。
超然とした雰囲気を持つ玉鍵なら割り切って着用するかと思ったら、彼女は用意された比較的大人しめの汎用スーツさえ死ぬほど嫌がった。そして周囲のスキをついてジャージのままBULLDOGに乗り込んで出てこなくなってしまい、今彼女はコクピットでジャージ姿で戦っている。
パイロットスーツには加圧に対応するための血流制御と、わずかだが筋力増加機能がある。特に汎用スーツの後者は体ができていない少年少女をサポートするために現実の技術で実用化したものだ。
パイロットスーツを着ないからそうなるんだ、次の出撃のときは無理やりにでも着せにゃなるまいと、このときの獅堂は考えていた。
それでもBULLDOGのドッキングは何気ないほど鮮やかに済んだ。もたつく他のパイロットたちとは雲泥の差であり、幾度もこのシーンを見てきた古株の整備士たちから静かな称賛の声が上がる。まるで吸い付くようだと。
全体の8割がドッキングに成功し、数機が機体のみでSワ-ルドに突入していく。この数機は獅堂の経験から考えると生還は絶望的だ。
獅堂は彼らの生還を祈りつつ、スーツを着ずに加圧で手元が狂う危険を玉鍵に説くため偏屈なほどダメ出しを考えたが、どの切り口から見ても文句のつけようがない。まるで何百回とやっているベテランのようだと満点を出すしかなかった。
玉鍵とて一週間の間にシミュレーターで訓練はしていると思うが、あまりにも鮮やか過ぎる。実機の感覚はまた違うものだろうに。
(おいおい嬢ちゃん、ドッキング練習ばかりやっていたんじゃねえだろうな)
シミュレーターの訓練でパイロットが選ぶ一番人気は戦闘訓練で、子供ゆえかそれ以外の地味な訓練を疎かにする傾向がある。ドッキングや帰還後の格納がオートマチックで行われないと知って、なぜか驚く餓鬼も多い。
獅堂から言わせれば、その程度を手動で出来ないで何がパイロットだと怒鳴り散らしたくなる。照準に敵がいたらボタンを押す、それだけでパイロットができるなら獅堂だってできることだ。
シャトルから次々に子機が切り離され、玉鍵も指定したフィールドに突入した。彼女が選んだのは砂漠。主に石油資源が入手できるフィールド。化学繊維などに代表される豊富な加工用途を持ち多岐にわたり需要のある資源だ。
(もう来よった!? だが姿が見えん、いきなり光学迷彩持ちじゃと!?)
獅堂が降下画面を食い入るように見ていたとき、黄色い砂漠にチカチカと謎の発光が煌めく。一瞬にしてBULLDOGの着地予定地点だった何もない砂漠は戦場と化した。曳光弾によって激しい火線が青い空中を彩っていく。
しかしその火線上に敵の姿が無い。
周囲のどよめきを他所に獅堂は手を握り締めた。対空も恐ろしいが即座に切り離しを敢行したBULLDOGの高度が高すぎる。減速を誤れば速度を殺しきれずに地面に叩きつけられてしまう。
シャトルは決められたルートを飛ぶだけのため回避行動などしない。狙われるのを避けるために離脱したのは仕方ない事とはいえ、空中で馬鹿正直に減速すれば良い的だ。かといってそのまま降下すれば墜落死しかねない。
「お、撃った。火線から
いつのまにか獅堂のすぐ横にパイロットスーツを着た少女が立っていた。老人は彼女のことを顔も性格も知っている。
『三島ミコト』。天才と言われている今期のパイロットのひとりであり、パイロット合格の次の日からロボット目当てに整備棟に入り浸っている。獅堂の知る限りおよそ女子らしからぬ子供だった。
その天才の称号はパイロットとしてではなく『頭脳』という意味であり、人材の損失を憂いた国から戦闘を免除されるほど。生憎と彼女は国の都合などお構いなしでこうして戦う道を選んでいる。そういう意味では、獅堂は彼女を子供ながらにパイロットとして尊敬していた。
「おや? ……ランチャーの着弾の幅が大き過ぎないかい? 整備長?」
「なに?」
彼女の声に気を取られ獅堂は着弾の瞬間を見逃していた。すでにロケット弾は着弾して濛々と煙を上げている。しかし煙と吹き飛ばされた砂のせいで着弾地点がはっきりしない。むしろ目が行ったのはこの後、BULLDOGの着地だ。
(背面で着地じゃと!?)
離脱したシャトルの速度を引き摺って、慣性のまま砲弾のように横方向に流されていく機体。玉鍵はその機体の向きを進行方向からあえて逆にして、踏ん張るような形で滑り降りるという無茶な作戦を取っていた。
「ハイドザウルスに後ろを見せたくないんだろうね」
「ハイドザウルス!?」
老人の絶叫の後、周囲の整備士たちからも口々に驚きの声が上がる。煙の向こうから見えてきたそのシルエットは、金属によって歪に模された太古の竜の姿をしていた。
中でもモニターに映る『
認識名『Hide Zaurus』
50メートル級の巨体にもかかわらず光学迷彩を搭載し、かつ多数の火器で武装した凶悪な攻撃力を持つ。特に口から放たれる『メガビーム』に分類される大型エナジー兵器の照射は、同級のスーパーロボットでさえ一発で大破させてしまう高威力を持つ。
事実このビームを受けて50メートル級スーパーロボット数体があえなく撃破されており、その中には獅堂が整備を手掛けた『ガンドール』と呼ばれる機体もあった。
「嬢ちゃん!!」
モニターが赤一色に染まる。砂を滑走するように丁寧に着地したBULLDOG目掛け、大きく開口されたハイドザウルスの顎部から直径20メートルはある巨大な赤い光が送り込まれた。
照射された熱波によって瞬間的に膨張した空気が爆発のように広がり、辺りの砂を溶かしながら吹き飛ばしていく。その絶望の光に獅堂は思わず目を瞑ってしまう。
「整備長、躱してるよ。よくまあ伏せ、なんてできるものだ。プログラムを弄ったのかな?」
間一髪。BULLDOGは背面を大きく削がれながらも、その場に伏せることでビームの照射範囲から逃れていた。ぶはぁと、獅堂を含めた幾人かが忘れていた呼吸を再開する。それほど絶望的な光景だった。
(し、心臓に悪過ぎる)
姿勢制御スラスターを吹かして素早く起き上がる機体に安堵しつつ、獅堂は『伏せ』という動作に技術屋として舌を巻いた。
二足歩行のロボットの泣き所のひとつはバランスを取らせることが難しいことにある。そのため姿勢制御に関係するパーツやプログラムを、武装と折り合いを付けつつどれだけ充実させるかについては巨大ロボットを建造するうえでテーマのひとつとなっているほどだ。
すなわち、転ばせない事を重視した結果として、人型にもかかわらず伏せなどの必要な回避のための動作をしたくとも簡単に転べないのだ。通常ならば。
(儂ならコクピットに付いた申し訳程度のタッチパネルの操作で、そこまで動作プログラムを弄れるか?)
不可能ではない。だが戦闘中に短時間との条件がついたら無理だろう。この短期間で玉鍵はどれほどBULLDOGのシステムに精通しているのか。
下手をしたらもう彼女のほうがBULLDOGに詳しいかもしれない、そう思うと古参の整備兵は年甲斐も無く嫉妬心が芽生えるほど技術屋として玉鍵を意識した。
「おや? らしくない、どこ撃っているか…焼き付いた?」
「はあッ!?」
そこには銃身が赤熱の輝きを帯びている60ミリライフル。正式には『20メートル級用汎用
Sワールドでの戦闘模様を流すこの謎の映像配信は、視聴者に分かり易く戦況を伝えることに重点を置かれている。機体にトラブルが起きればその部位が映像として抜かれるという具合だ。
恐らくは『Fever!!』によって行われていると言われているが、しかし獅堂にとってそんなことはどうでもいい話。
問題はライフルの焼き付きが早すぎるという点。加えて先ほどのランチャーの不具合といい異常事態が起こっている。およそ獅堂の知る限り、このライフルがマガジンひとつ打ち切る前に銃身を焼くなどありえないのだ。
「この味方殺し野郎!! 殺してやるッ!!」
他の整備6人掛かりで抑え込んでもまだ動き、昏倒したままの中年整備士に迫る獅堂。それほどに彼は怒っていた。事情を知った周囲も老人の怒りをもっともと思っているが、さすがに殺人は看破できないため必死に止める。
装備の不調を不審に思った獅堂は、先程殴り倒した中年整備士によって担当外のBULLDOGの整備をやらされていた少年整備士たちを問い詰めた。最初は必死に言い繕っていた彼らだったが、この道何十年の獅堂の眼力と腕力に敵う訳も無い。
その隠蔽方法は極めて簡単、プログラム設定でエラーを何も拾わないよう再設定して放置するという手口。基地を抜け出し酒を飲んでいた中年整備士も、酒臭い息を吐いて整備完了のサインをするだけで、そもそも自分で確かめることさえなかったという。
老兵は発作的に目の前で怯える少年たちを殴りそうになって、代わりに己の拳を壁に叩きつけた。
誰が悪いかと問えば、それはすなわち自分だ。整備長として責任を預かっているのは自分。
中年整備士の横暴を見抜けなかった、少年整備士たちの怠慢を見抜けなかった、装備の不調を見抜けなかった。
あまりの事態に言い訳が頭を過る。火山長官の鶴の一声で突然にお披露目を早めたファイヤーアークの整備に追われ過重労働状態だったこと、そのパイロットのひとり、玉鍵に工作を行うためにさらに時間を取られたこと、怠慢の発覚で中年整備士への制裁で頭が一杯だったこと、出撃直前の出来事から思い直し、BULLDOGを急きょ引っ張り出したこと。
とにかく時間が足りなかった。
(いや、言い訳だ。どうしようもねえ)
モニターに映るのは未だ健在のBULLDOG。
Sワールドから謎の技術によって複数のカットで送られてくる映像で、装備の不調に悪戦苦闘しながらも信じがたい距離の狙撃を成功させた玉鍵の姿がある。
飛行する恐竜型2を撃破。これでもう十分な戦果だ。帰ってきたBULLDOGにこの頭を踏み潰されても、獅堂は頭を下げることを決意した。整備兵が決してやってはいけないことを自分と部下がやってしまったのだから。
だが、その場を離脱してシャトルを呼ぶとばかり思っていた獅堂はBULLDOGの次の行動に青ざめた。
「何やっとる!? さっさと逃げんか!!」
ダークブラウンの機体が取った行動は、ブーストを全開で吹かしてのハイドザウルスへの突撃。旧式で20メートル級のBULLDOGが、50メートル級の凶悪機に挑みかかっていく姿。
「まあ、これはしょうがないよね。砂漠だもの」
横の天才の言わんとすることが分からなかった獅堂は苛立った目で解答を要求した。それを受けてミコトは『凡人はこれだから』とでも言うように肩をすくめた後、望みどおりに解説を行う。
「BULLDOGの速度じゃ遮蔽物の無い砂漠を逃げ切れるか怪しいのさ。あのビームだって連発は出来なくてもリチャージはするだろう。そしてシャトルが来るのは要請してから約5分後。さすがに5分もあればもう一発くらい溜まるだろうね。たぶんドッキングで鈍ったところにシャトルごとドカンだよ」
場の全員が息を飲む。つまりどうあってもハイドザウルスを撃破しなければ玉鍵は生還できないということ。それも装備に不安を抱えた状態で。
思えば玉鍵がシャトルからの離脱を急いだのも、あのメガビームを警戒しての事だったのだろう。回避行動を取らないシャトルは大型の火器を持つ敵にとっては良い的であり、そのせいで生き残ってもSワールドから脱出できず生還できなかったケースもあるのだ。
「嬢ちゃん……、生きて、生きて帰ってきてくれよッ」
祈る獅堂の言葉を合図にしたようにモニターの向こうで最後の死闘が幕を開けた。一発も撃たぬままモーターガンを切り離し、身軽になったBULLDOGが右手のライフルだけで立ち塞がる竜へと突貫する。
振り回されるティラノザウルスを模した頭、尻尾。その一撃でも受ければ軽量のBULLDOGは大破しかねない。無事で済んでも倒れたところに追撃で終わる。獅堂はモニター越しであるにもかかわらず生きた心地がしなかった。
虚をついて強靭な足を生かした跳躍を見せるハイドザウルス。視界のすべてを覆うような巨体の踏みつけを、それでも躱したBULLDOGのライフルが装甲の亀裂へと破損しながら突き刺さる。
本命はその銃身に供えられた、
そして―――
「GoodKill。さすがは翼の君」
ハイドザウルス、撃破。爆発によって引き裂かれた竜の断末魔に、整備棟の全体から歓声が巻き起こる。
ある者は興奮して叫び、ある者は称賛に惜しみない拍手を送って。
その中には安堵からへたり込む者たちもいた。少年整備士たちだ。彼らとて玉鍵を殺したかったわけではない。BULLDOGは元々パイロットたちから不人気の機体であり、今回も誰も選ばないと思っていたからこそ、中年整備士への腹いせに手を抜けたのだ。
「……貴様ら、分かっとるな?」
未だ沸き返っていた棟内に、不意に地の底から響くような声が伝わり静まり返る。そこに頭から湯気を出すほど少年整備士たちを睨みつける鬼がいた。
「あの嬢ちゃんがもし殴らせろと言ったら黙って殴られろ。代わりにどうにか整備は続けさせてやる。だが、こんなことは2度とすんな。
(その前に儂が殺されるかもしれんがな)
経緯はどうあれパイロットにBULLDOGを引き渡したのは獅堂だ。誰よりもまず自分が責任を取らねばならない。だがその前にやらねばならないことがある。
「
放心していた少年整備士たちが慌ててすっ飛んでいく。それを見ながら獅堂はモニターの向こうでシャトルを待つBULLDOGにひとり敬礼をした。
この方式の礼を返してくる相手はこの基地にはいない、それでも獅堂にとって敬意を表す方法と言えばこれ以上は無い。
そして整備兵の本当の戦いは機体が帰ってくるこれからだ。
今回はやるべきことが多い。いくら整備不良でもあの銃身過熱は早すぎる。縛りあげられた中年整備士の鼻の潰れた顔を睨みつけて、老人はその面影からあることを思い出した。
そういえばこいつは、
決して老獪というほど頭は切れない獅堂だが、生きてきた年数相応のからめ手であれば思いつく。
仮に獅堂の違和感の理由が現実のものとなれば、少年整備士たちの話と合わせて玉鍵への姑息なパイロット工作を阻止できるかもしれない。
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