第12話 アイネ・クライネ・ナハトムジーク

「ええ。金の武器は普通の武器よりも丈夫だし、魔力も伝わりやすいから。それに、最終的には半額くらいにまけてもらったのよ。あの時は得しちゃった」とレイヴンは嬉しそうに語る。「恐ろしく気の強い奴だな…」「気が強くて悪かったわね…まぁ、良いわ。明日は、宿に泊まれそうだから今日は我慢して」とレイヴンが言った。ガラハッドは「そうか…ではおやすみ…」と言った。レイヴンも「じゃあ、おやすみ」と返した。そして、レイヴンが寝静まったと見たガラハッドは「ヤド…とはなんだ?」と心の中で呟いた。

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