手のひらから飛び上がって‼

手のひらから飛び上がって‼

生活から断絶して生活するであろう詩人の肉体


飛び上がって‼

(飛び上がって?飛び上がって? これ、飛び降りて、じゃね?)

飛び上がって‼

(裏側に肉体が存在しているから詩たりうる)……から

飛び上がって‼

(誰の肉体?)

跳べ‼

また、飛び上がる、


舞城王太郎はあのバルコニーへ上がろうとした

で、あのバルコニーにある肉体はなんだったんだろう

僕の知っている肉体だったのだろうか?


肉体の再現、として、その、再現について

例えばどぐうやにんぎょうを

つくるような

本性が影響しているのか?


詩は随分わがままな形式だと思う

何かを造り出すある場合に

わがままは誉め言葉になると思う

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