第33話
さてさて。
ヒロちゃんだけど。
学校に戻って来て。真面目に勉強に取り組んでいた。あと、なんか、よく笑うようになったせいか、アイドルスマイルってやつだと思うけど。近寄り難いイメージが見事に払拭されて
昔はぼっちだったけど、今では
沢山の女子の友達に囲まれているのでした。
マヒロに嫌がらせをしてた奴は。マヒロが友達たくさんになっちゃったから、なかなか手出しができなくなったみたいで。
なんか、悔しそうだった。
学校に居場所を見つけたマヒロはもう大丈夫。
対して、藤島くんは
約1週間前、ホテルで相当酷い目に遭ったらしく。
俺が「どうだった?ヒロちゃんとは?」
ってふざけて聞いてみたんだけど。
「やめろオオオオオ!こっちは思い出したくないんだよ!ヒロちゃんはいなかった!
ヒロちゃんじゃない男に、俺は、俺はなぁ...
色々、あんなことやこんなこと、されたんだよオオオオオ!」と
取り乱してた。
あんまり聞いちゃかわいそうなので、
俺がそれについて尋ねたのは、ただの一度きりだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます