第7話 晩秋

「晩秋」


赤き夕景

朱き水面

紅き山々

ほら

こんなに秋が

深まっている


青き休日

碧き湖畔

蒼き夕暮れ

ほら

こうして秋が

終わっていく


誰かがやってくると

誰かが去って行く

何かを手に入れると

何かをきっと失っていく


僕はこの瞬間を

きっと憶えておこう

僕はこの時間を

きっと生きていこう

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