底冷え

波飛沫 ひとつぶ頬に触れた海水が

吹き荒む潮風に散々冷やされていく

荒れた肌の隙間からはいりこんで

心を刺すみたいに散々冷やしていく


これは罰だろうか これは言葉だろうか

これは愛だろうか これは贖罪だろうか


届かぬ君に 僕が言葉を吐き続けている理由

いつから贖罪と餞になってしまったんだろう

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