覚えているもの

明るい黄色の壁の前にたつ君

透明な世界越しに笑っていて

もっと君に近づきたいなんて

意地悪そうに指先が誘って笑う


ぐらぐらと揺れそうな心と視界を

君の言葉がゆっくり満たしていく

壊れそうな心の命綱になった言葉


君が 覚えていなくても

僕は ずっと覚えている

だから忘れてしまってもいい

僕はずっと覚えておくから

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