12年前の誕生日

僕と君との思い出がごちゃごちゃに

詰め込まれている 宝箱のなかから

送れなかった君への手紙をみつけた

拙い文字と 拙い言葉で 紡いだ愛

掠れた鉛筆 弱った白紙の角は折れ


12年間 送れずじまいだった 手紙

12年間 祝えずじまいだった誕生日


今更でも 送ってみようかと 逡巡

未だ 君が好きだって 付け添えて

今から いつかの 君を 祝おうか

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