薫る闇、落花の匂い、土の色

揺らぎ立つ酒の香に

ほろり、ほろりと、故郷の歌が口をつく


風が吹き、雲が割れ、

僅かに欠けた夜の友が、私の盃に墜ちてきて


こんばんは

今日もきれいですね


また一つ風が吹く前に

くい、と呷って、飲み干した

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