2/20 地固め療法 第一回目
7日間〜10日間くらいと言われていた一時退院だったが、外来受診の日を経て延びに延び、結局3週間くらいのびのび出来た。
美味しい物いっぱい食べたし、孫ちゃんともたくさん遊べたし、大満足。
2月5日の外来の際のマルク(注1)の結果は、めでたく寛解となる。おめでとう!
昨日、午後入院で、今日から治療開始。
地固め療法第一回目。
初回の治療より、キロサイド(注2)の点滴が2日間も縮まっている!
それだけで気持ちが軽い。
今回は、制吐剤を心から信頼して、安心して食事も摂る事にしよう。
という訳で、病院食を、学童食にしてもらった。
おやつが付くのと、普段の主食が小サイズになる様だ。
てっきり最初から無菌室への入院になるかと思い込んでおり、飲料水やゼリーなどを山ほど持ち込んでしまった。
ふたを開けると一般病棟だったので、狭いスペースに荷物がギューギュー。
昨日、入院受付で、病棟付きの看護助手さんのお迎えを待っている時、はーちゃん(仮名 注3)が待ち合いのホールに来ているのを見かけた。
酸素ボンベが付いていた感じだったが、とても元気に歩いていた。
骨髄移植を視野に入れて、妹の白血球の型を調べていたが、結果は、適合せずであった。
6つの項目があるらしく、その内の5つが合えばGoなのらしいが、妹とは、4つ合っている状態という事だった。
次に、子供達の型を調べてみる。
今回の治療は、足の傷が無い分、とても心身への負担が軽い。
記録を読み直すと、身体がむくんで苦しんでいた最初の原因は、強い抗生剤の点滴による、腎機能の低下という事だった。
今回はそれが無いので、かなり楽に受けられるはず。
ルンルンしていると、そこへ冷や水を浴びせるいつものあの方ご登場。
「(抗がん剤点滴の)期間は短いけど、量は倍になりますので。」
シーン。
CV挿入の措置を、研修医のY先生が、坊Dr.の指導のもと、やってくれた。
「うまいうまい。」「その調子。」と、とても優しく言葉かけをして研修医を導いていくDr.。
(人の身体で練習しやがって、高くつくぞ。)と、ちょっとムッとした。
「坊先生、優しくて良いですねえ。私も坊先生に着いて、教えてもらいたいわ〜。」と、ほざいてあげた。
さて、キロサイドが2時過ぎに入ると、2時40分頃から早速、眠くて仕方なくなり、座ったままウトウト。
出たよ〜、と思い、これをきっかけにまたうつうつしなければ良いが、と気を揉む。
気を揉みながら、ウトウト。避けたい状態。
そこへ天使の声。
「たーちゃんさん、おやつです。」
学童食、大正解!
甘い紅茶と、バニラがいい香りのマドレーヌ!
目が覚めた〜。助かった〜。
注1 骨髄検査
注2 抗がん剤名称
注3 保育士のパート時、院内保育をさせて頂いていた入院児の名前
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