私メリーさん。今公式イベントの準備中なの。
レベルMAXになって約1ヶ月半、公式からイベントの告知が来ました。
どうやらバトルロワイヤルの予定だったみたいですが、1デスで終わりはイベントとして面白くない!と言うことで採集と戦闘でポイントを稼ぐ……みたいな感じになったみたいです。
ルールが細かく、さすがDDOが出来る前から準備していたイベントだな……とおもったのですが、そのなかでも特に目立ったものが1つ……。
「採集ランキングと戦闘ランキングの2つがあり、採集ポイントが50、戦闘ポイントが51だった場合は戦闘ランキングにランクインし、採集ランキングにはランクインしない……」
というもの。
要するに、戦闘系の職業の人は戦闘だけやってればよくて、サポート系の職業の人は採集だけやってれば良いみたいです。
まあ恐らく初心者向けに設定されているんでしょう。公式が言うには、フルダイブゲームは世界初なので様子見との事ですし。
「まぁ、それならそもそもランキング制度を廃止して得たポイントで何かと交換出来る……みたいにした方が良さそうですけどね〜……」
ん〜…いや…運営にも考えがあるんでしょう。
例えば、PvPが強い人は早い段階で見つけておきたいとか、あわよくば採集1位を非公式マスコットみたいな存在にしたいとか……。
私は運営じゃないので考えても仕方ないのはわかりますが、ちょっとモヤっとしますね。
まぁいいでしょう!
今日は公式イベントの準備をしようと思います。
準備と言っても、公式イベントで戦うための準備では無いんですよね〜……!
なんと実は私、動画配信サイトにて、DDOのスペシャルゲスト兼サブ声優として働くことになりました〜!
わーい!!ぱちぱちぱち〜!
……おかしい。
おかしいです。
いや、たしかに公式さんには「お手伝いはする」っていいました。
ゲストもいいです。元よりそのつもりでしたし。
でも、さすがに
わたし、1プレイヤーですし。
たしかに、ゲーム業界ではそこそこ有名です。
逆に言えば、それだけ色んなゲームを遊んでいるんです。
ということは、DDOも近いうちに辞めるかもしれないんです。
なのに……なぜ……。
……
快諾した私も私……か……。
こうなったらヤケです。やるからにはとことんやってやりますよ!えぇ!
おらーっ!どっからでもかかってきなさ〜い!
ということで、着きましたよ。専用スタジオです。
ここで私は今から練習ですか……。
また予想外の出来事が起こったんですよね……。
サブ声優ですし、あってもモブみたいなもんでしょ〜!とか思ってたら思いっきりラジオ…それも、結構凄まじい感じでしたよ……。
スタッフさんは「あれ?言ってなかったっけ?w」的な感じでしたよ……なぐりたい……このえがお……ぎりぎり……。
……まあいいです。発声練習やタイミング等の確認は済んだと同時に、他の声優さんも到着したみたいです。
そんな声優さんも超豪華ですよ……えぇ……。
全てモチーフが存在しないAIが発声しているDDOでは珍しく、モチーフ設定がされているキャラが存在するんですが、そのモチーフになった声優さんの2人と私の3人でラジオをするみたいなんです……
もう一度言います、豪華すぎるんです……。
ガイド役の三嶋 香さんと、騎士団長役の赤崎 千明さん……。
声優といえば?という問に対して、絶対にこの2人が出されるほどの超大物声優……。
そんな中で私はトークをするんです……お……おかしい……!!!
やっぱり割り切れない……!まあいいです……とか言ったけど全然よくない……!!!
まずいまずいまずいまずいまずい〜っ!
「失礼します、こんにちは〜」
「失礼します〜」
「あっ、はじめまして、こんにちは。今日はよろしくお願いします。」
入ってきた〜!こわっ!!!えっ……こわっ!!!
「はい、よろしくお願いします〜!」
「よろしくお願いします!」
あああ……返された……
憧れの声優さんに……うわあああ……
「……」
た……たすけて……!
むり……むりぃ!はなせないぃ!!
「……大丈夫ですか?」
うわぁっ!だいじょぶ!だいじょぶぅ!
だいじょばないけどだいじょうぶぅ!!
「大……丈夫です……!」
「ん〜……無理しない方が……」
ああああ、やさしいよぉ!優しさが緊張に染みるよぉ!!!
「ほんとに大丈夫です……ちょっと……緊張しすぎちゃってて……」
えへ……えへへ…………にへらにへら……。
「……ほんとに無理しないでくださいね……?」
「……うん……あっ!じゃなかった!はい!」
……まちがえてうんっていっちゃったよおおおお!!!!
ああああああ、もうだめだああああ!
「……ぷ……んふふ……あはははは!!!いや、良かった、元気そうですね!」
「ふふ、そうですね、よかったです」
「あぅ〜……」
初顔合わせ、恥ずかしいです……。
【あとがき】
この後2時間後(14:00)にもう一本上がります。
次の話は声優さん目線なので、この話が前編、次の話が後編みたいなものだと思ってください。
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