龍の棲む洞窟

人が入っていけないほど長い洞窟

蒼く澄んだ地底湖がいくつもある

人が立ち入ることを許してくれているのは

ほんのわずかな部分

きっと

人が入れない場所

入ることを許さない場所のほうが

ずっと長く広いのだろう

さながら龍が長い体をくねらせながら横たえて

いつかの目覚めを待ちながら

永の眠りについているかのよう

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