47 スコッチエッグ

(ミートソーススパゲッティをもぐもぐ食べるオタクちゃんこと真野)


(スコッチエッグをナイフフォークで食べるのに苦戦するギャルちゃんこと有紗)


「あのさ、無理にナイフフォークしないでお箸で食べたら?」


「だってせっかくちゃんとしたレストランに来たんだもん、ちゃんと食べたいよ」


「ちゃんとしたレストランっていうか、単純にデパートの食堂だよ。無理しないでおいしく食べなきゃ」


「そーなの? そっか、マジでヤバいレストランならお箸は出てこないか」


(箸に持ち替えてスコッチエッグを食べる有紗)


「おいしー。黄身がトローリだあ」


「でもマジでヤバいレストランっていうと学校の近くにある食堂みたいだね」


「あー! 何頼んでもやばい盛りで出てくるとこっしょ? 野球部とか溜まってるとこだ!」


「あの盛りは無理だよね。あとめっちゃ汚いし」


「そうだね! でもあの店の肉うどん、めちゃくちゃおいしいってお兄ちゃん言ってた」


「えぅ?!(アリサちゃんのお兄さん、勇者では?!)肉うどんとは渋いチョイスだね」


「なんかお兄ちゃんが言うにはダシが無限に飲めるおいしさらしいよ。よくわかんないけど」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る