18.Innocent white


5月、小田原の森の中にある公園に行った。



園内で渡った吊り橋に背の高い朴が寄り添って生えていた。


橋から見ると、こんなにも大きな花がすぐ間近にあった。



数枚の葉が放射状に広がった中にひとつ。


大切に抱かれるような様が眩しかった。




          ✿ 




またいつか、新緑の頃に林を歩けば、頭上では恥じらうような色の白があるかもしれない。


そう想像すると、それを見つけられればもちろん、見つけられなくても楽しくなれる気がした。




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(写真を近況ノート”「18.Innocent white」のノート⁣”に載せました)

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