第8話 メンバー救出作戦
マイクが、「どうやって、FBIに入るんだ?」と僕に聞いた。僕は「真正面からだよ。」と言うと、マイクは、「何言ってるんだ。入れるはずないだろ。」と言うと、アリスとファージとペンタは、「そうだよ、なんで私達を相手が入れるのよ。」と言った。僕は、「簡単だよ。僕の父はFBIだ。僕は入れる。だから、みんなは屋上に行って、僕は中から鍵を開ける。」すると、アリスが「そんなの、止められるに決まってる。」と言った。僕は「大丈夫、僕を信じて。」と言うと、みんなは心配そうに頷いた。そして、僕達はFBI本部に向かった。みんなが屋上に行ったのを確認した後、フードをかぶって入り口に行きカードをタッチした。すると、ドアが空いた隙に猛ダッシュして、中に入った。そして、屋上に向かい、鍵を開けた。アリスは「凄い。」マイクは、「流石だな。」と喜んだ。そして、みんなが収容されている場所を探すため、地図を見た。「おそらく地下だな。」とファージが言った。僕達は階段を使い地下に向かった。すると、奥に頑丈な扉があった。マイクは「僕の出番だな。」と言い、ノートパソコンを取り出して扉のコンピュータと接続した。そして、ハッキングを開始すると、五分程度で扉が空いた。僕達は侵入して仲間を探した。1番奥の牢屋に閉じ込められていた。僕が「みんな、今助ける。」と言うと、みんな嬉しそうな顔をした。ペンタが牢屋の鍵をピッキングで開けた。すると、入口から声が聞こえた。「動くな。そこまでだ。」FBI捜査官が入って来た。リーダーは、父だ。父は僕に「頼むから捕まってくれ、俺はお前に、きちんとした人間になって貰いたいんだ。だから、捕まって、きちんと反省して、一緒に誠実に生きよう。」と言った。僕は「うん、分かったよ。僕は父さんと母さんと一緒に誠実に生きるよ。」と言った。それと同時に、FBI 本部が爆発した。そして、上空にはヘリが一機飛んでいると思うと、そのヘリから出てきた網に包まれて、全員救出された。ヘリでは、アリスが「流石、リーダーです。演技も上手でしたし、合図もしてくれたおかげで、爆破できました。」そうだ、実はあの時父に言いながら、アリスに向かって爆破の合図を送っていたのだ。父はFBIで、「せっかくあの子を、誠実な道に案内出来ると思ったのに。」と言いながら、呆然と、息子のヘリの行った方向を眺めていました。またもや、キングオブ怪盗の勝利でした。
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