海月に骨はあるかへの応援コメント
はじめまして、小烏と申します。
「雨企画」の那智様のレビューから参りました。
レビューにあった通り、繊細な作品だなと思いました。
少女は何者なのだろうと考えつつ、僕は今までどんな生き方をしてきたのだろうと思いを馳せつつ読ませてもらいました。
ひとときの雨の中での邂逅が人生に一本「骨」を通すこともあるのですね。
タイトルともども、いろいろ考えさせられる内容でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
小烏さん、はじめまして。
企画からお越しくださりありがとうございます。
短くまとめた話、それもほんのひとときの会話で、どれだけのことが出来るだろうと思いながらも丁寧に詰めて書かせてもらいました。
作品を通してご自身を振り返ってもらえるというのは、少しでも読み手に何か感じてもらえたのだなとわかって俺も嬉しいです。
ご感想をありがとうございました!
海月に骨はあるかへの応援コメント
『雨タマ4000企画』にご参加いただきありがとうございます。
まず言葉の使い方や会話の成り行きがとてもウィットに富んでいて素敵な作品でした。
またいくつもの骨の概念を描出して、カルシウムやリン酸の集合体であり、あるいは欠かせない傘の部品でもあり、そして精神の根幹でもあるということを意識させて、それらが天井から吊るされたモビールのように上手く平衡を取りながらゆらめいて作中に存在しているところに巧さを感じました。
ラストの彼の震え。
これからの二人の成り行きが気になりました。
素晴らしい作品を拝読させていただきありがとうございました。
作者からの返信
企画立案、並びにお越しくださりありがとうございます。
通知に気づけずお返事が遅くなってしまってすみませんでした……。
「骨」というシンプルかつ難しいテーマ、そして厳しい字数制限を設けての執筆でした。そういった背景もあり、大事なことをギュッとまとめながら無駄のない展開を心掛けました。
言葉選びや会話、表現のバランスを丁寧に誉めて頂けて、本当に嬉しいです。こちらこそ、素敵なご感想をありがとうございました。
海月に骨はあるかへの応援コメント
こんにちは!自主企画から来ました麒麟屋です!
これは凄い!
何がすごいってまず、のっけからのテンポの良さ。
しかも途中会話形式で進んでいくけども、それにありがちな、階段じゃなくて、梯子を登ってるような、説明不足の不安定さもなく、かと言ってだれが「王家の紋章」やねん!みたいなクドさもない(いや、あれは一つの芸風ですよね。嫌いじゃない)
地の文のところのセンスの良さが、秀逸。
揺れ動く物質を丁寧に拾い上げ、それが心情の揺れにリンクして、読み手に不思議な揺らぎを感じさせているようにおもいました。
雨という水分、海月というワード、そして揺らぎ。
そして、「僕の骨は脆い」「海月に骨はあるか」
かっこいいなぁ!
これは藤咲さんの人生観が出ておられるのでしょうか。
心地の良い揺らぎでありながら、衝撃的なほどの羽ばたき。
蒼い硝子の中に収めた美しい小説です。
良い作品に出会い光栄です。
後日「麒麟屋さんの自主企画の本棚」へ収録し、紹介させていただきます。
お時間のある時にご確認ください。
この度はご参加ありがとうございました。
作者からの返信
こんにちは、企画立案並びにお越しくださりありがとうございます。
これほどまでに熱くコメントして頂けるとは…!
嬉しさと共に驚きも感じ、それこそ震える思いです。
短く短くまとめる必要があって書いたものなので、テンポやわかりやすさを誉めて頂けてとても安堵しました。
秀逸だなんてもう、もう…感涙です…。
人生観、そのお言葉に不思議とハッとした気がします。
小説を書く時は、いつもどこか無自覚に自分の内側が引きずり出されます。今回、主人公の「薄っぺらさ」「脆さ」は自身に感じていることで、また少女(?)の発言は「こうでありたい」という望みなのかもしれません。
じっくり、丁寧に仕上げた作品です。それを麒麟屋さんが同じく丁寧に読んでくださって、本当に嬉しく思います。
ご紹介頂けるとのこと、大変光栄です。楽しみにしております!
長くなってしまいましたが、ありがとうございました!
海月に骨はあるかへの応援コメント
短編限定読み合い企画から参りました。これほどの短さで、ここまで心揺さぶる作品をお書きになるとは!お見事です。完全に脱帽しました。セリフのチョイス、場面設定が本当に印象的で、雨音さえ聞こえてきそうな描写には思わず引き込まれました。とても良かったです。
作者からの返信
お越し頂きありがとうございます。
あまりの嬉しさに、なんと言葉を返していいか…うまく表せず何度も書いては消してを繰り返しております…。
自分にはショートショートの長さが一番心地よく書ける長さで、その小さな土台に想いを詰め込みすぎかと迷うこともあります。ですが、間川さんより「心揺さぶる」「印象的」と言って頂け、この形で納めて良かったと安堵しました。
描写を気に入ってもらえたことも大変嬉しいです。
丁寧に読んでくださり、ありがとうございました!
海月に骨はあるかへの応援コメント
こんにちは、ジャンル不問の読み合い企画へのご参加ありがとうございます。
2人のテンポ良い言い合いが面白かったです!
2人とも独特な言い回しなのにちゃんと話が成立していて、全く違和感が無かったです。
できればもっと読んでみたかった…!
作者からの返信
こんにちは、お読みくださりありがとうございます。
会話は言葉遊びのようなリズム感を意識していたので、そのように言って頂けてとても嬉しいです…!
もともと1,800字前後までしか書けない縛りがあった作品なのですが、いつかもう少し長めに展開させた版も出来たらいいなぁとは考えてたり。
俺も他の企画参加者さんの作品を回りたいと思います、ありがとうございました!
海月に骨はあるかへの応援コメント
那智さんの企画から参りました。
タイトルを見てまず、高校の古典で習った枕草子の一編を思い出しました。
読んでみたらば、雨の日のふとした出会いが人生の印象的な出会いになる素敵なお話。
年下とばかり思っていた女性は、実はお姉さま? 人の言葉に敏感な、頭のいい女性なのだと思いました。
その彼女の言葉を敏感に受け取る「僕」もまた、繊細な感性の持ち主。
どちらかが鈍感であればこうはいかないので、とても相性の合う二人が出会ったなと清々しい気持ちになりました。
面白かったです。
作者からの返信
企画からお越しくださりありがとうございます。たいへんありがたいです。
鐘古さんの言葉で、作者としても「本当にそうだな」と改めて感じられました。感性の繊細さと相性、その表現がとてもしっくりきます。
どう受け取られたがよく伝わってくるご感想を頂けて嬉しいです。ありがとうございました!