第18話
山野井さんがお湯を沸かそうとして、
ケトルを火にかけた時だ。
キンキン声が、俺の耳に聞こえてきた。
「大好きなの...!素直になれなくてごめん...!!」
俺はソファに腰掛けさせてもらって彼女の背後姿を見ていたのだが、
バッとインコのはうに向き直った。
「え、このインコ喋れるの...?」
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