「びびってるのはどっちかしらジョゼ姉様。 うちはいつでも抗争暗殺開戦宣言なしでオールオッケーいつでもどうぞ。 殺してあげるからいつでもどうぞ」

「ふふふ、誰に向かって死ね死ね言ってるのかしら」

 ジョゼ姉様って馬鹿ね。すぐに怒る短気な馬鹿。

それなのに度胸もなく臆病だから本当に手を出す事もできない。

なんて無様で惨めなゴミ畜生なのかな。

うちの事を今までずっとずっと今も毎日毎日いじめ続けて、なんで怒れるのかな。

逆の立場なら、うちはこんな事できない。

面の皮が厚いというのか厚顔無恥っていうのだろうか。

まぁとにかくどうしようもないクズだねこいつ。

こんなクズは死んだ方がいいだろう。

 「殺されたいのかしらレイラ」

 ジョゼ姉様は馬鹿なので近づいてくる。

 はぁ、ジョゼ姉様って畜生より馬鹿。

 「殺されたくはないけれど、殺したいというのなら殺せばいいんじゃない。

あ、当たり前だけどタイマンも一騎打ちも姉妹喧嘩も受け付けないよ。

まぁジョゼ姉様がかってに1頭で暴力を振るうのは自由だけど、

その場合どうなるかなんて分かってるよね」

 まぁ、ジョゼ姉様は馬鹿で教養もないカスでも臆病でずる賢いから、そんな事をすればどうなるかぐらい

分かっていて、できるわけがない。

馬鹿なら馬鹿すぎていっそ一頭でこの場で暴力に逃げるぐらいの事してくれればいんだけどね。

馬鹿も中途半端。

突き抜けた馬鹿ならまだ見ていて面白みもあるか何か面白い結果になるかもしれない。

何か行き着く所があるかもしれない何かを生み出すかもしれないけれど、

お姉様のように半端な馬鹿ってのは何も生み出さない。

生きてる価値もない。

はぁ、本当早く死ねばいいのになジョゼ姉様。

 「ちっ、びびりが」

 はぁ?びびり?うちがジョゼ姉様にびびるわけがない。

びびるなんて面倒な事、うちはしない。

勝てない戦いはしない。

びびるなんて不確かな事はうちはしない。

戦う意味がないから戦わない。

意味もない利益にならない戦いはしない。

勝率を予測して戦わない。兵の被害を考えて戦わない。

他勢力からも攻め込まれる事を考えて戦わない。

そんな理由で戦わない事はあっても、びびって戦わないなんて面倒な事が嫌いで賢いうちがするわけがない。

 「びびってるのはどっちかしらジョゼ姉様。

うちはいつでも抗争暗殺開戦宣言なしでオールオッケーいつでもどうぞ。

貴族なんて産まれる前から開戦宣言。それが貴族。

うちもジョゼ姉様も貴族。

そうだよね。

殺してあげるから抗争でも暗殺でもいつでもしてきてどうぞと言ってるのよびびりで馬鹿で弱いジョゼ姉様」

 はぁ、これだけ親切丁寧に教えてあげているのだから。

もういっその事殺しにくればいいのに。

まぁうちがジョゼ姉様に殺されるわけがないけれど。

ジョゼ姉様は本当に小ずるい卑怯者。

うちの事をずっとずっと昔から今も毎日毎日虐げる癖に、暴力は出来ない。

うちに触れることすらできない。

呆れる程に臆病な生き物。

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