彼と私

キ─︎─︎ッ!! ガッシャーーーン ...


「いった〜!!」

「あの、大丈夫ですか?

いや、大丈夫じゃないですよね!

ぶつかっちゃってごめんなさい!」

「あ、いや、全然、だ、大丈夫です」

──綺麗な髪、白い肌、透き通った目

見るからにわかる優しい性格


私はあの日彼を好きになった。

「小崎 こたろう」

胸につけた名札が揺れた。

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