第49話 怖くないよ♪

帰り道、視線を感じて振り返る。

…… 誰も居ない。


気のせいか、と歩き出し。

やっぱり見られてる?と振り返る。

…… 誰も居ない。


ぞくりと何だか怖くなり、慌てて足を進めると。


「みぃー」


植木のすみに小さな子猫。

ほっとして、迷子なの?と近寄れば。

たたっと元気に逃げていく。


あれ? 私、揶揄からかわれたの?

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