第33話 片思いの同志

寒さの合間あいま、ほわりとやわらぐぬくい日は。

公園に流れる川へと足が向く。


流れる水が楽しくはずみ、しぶきが光を散らしてく。


遠くに見える人影が、その手をそっとひたしてる。

僕も真似してぱしゃぱしゃと。

一人じゃないよと思いつつ。

自分も勇気をもらったようで。

ひそかな同志。


素敵な時間をありがとう。

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