第39話 喫茶店の悪夢!

 あたしの名前は、リトルサマー。(本名:小夏)

 クソ女神とタコにベッドを取られた、【超絶】美少女魔法剣士です。

 自分で美少女って言ってますね。でも、美少女だから仕方がありません。


 部屋の外で寝て体が冷えたので、近くの喫茶店へ行きました。

 あたしみたいな美少女なら、優雅なモーニングコーヒーで目立つよね!


「すみません。相席を、お願いしてもいいですか?」


 なんという事でしょう。朝っぱらから混んでいたようです。

 あたしは、勇者との再会を夢見ながら、仕方なく了承しました。



――――――スッ、ドン、スッ、ドン、スッ、ドン


「ちょ、ちょっと! なに、なに、なに?」


――――――スッ、ドドン、ムギュ、ムギュギュ



 そうなんです。太ったおばちゃんの団体が、相席で座ってきたのです。

 あたしは、ドンドンと奥へ追いやられて、壁と肉壁に挟まれました。


「せ、狭い、狭い、狭いってばっ! 聞いてる? むぎゅぅ……」


 あたしの不幸は、これだけでは終わりませんでした。





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