第370話 370.こんな所に城塞都市があるとは気が付かなかった
◇◇ レイ ◇◇
「お前達、あのオークを遣っ付けたのか?」
俺達の後ろからそんな声が聞こえて来てビックリして振り返ると・・・
そこには石壁で築いた城壁で50軒くらいの家々を囲っていた門の前にいた2人の男の1人が俺達に声をかけてきていたらしい。
「ああ~この子達が集落ごと殲滅してくれたみたいだが、不味かったでしょうか?」
そうまさかとは思うが飼育してたなんて言われたら目も当てられないからな
とりあえず、下手にでてみた俺
「イヤイヤ、度々オークに襲われてけが人続出で動ける者は少なくなっておまけに最近オークが繁殖しすぎて困っていた所だったんだ」
「怪我人ですか?私達はエデンの城塞都市の者ですが良かったら治療しますよ?」
「それは有難いことだが・・・この村は貧しい村で治療費に見合うお金を払う事が出来ない」
といって困り顔の見張りの男
「お金なんて取りませんよ?無料で良いですよ」
「お前達何が目的だ?この村の物を奴隷にして売り飛ばすつもりか?」
「いえいえそんな事は幾らなんでもしませんよ~聖ドニアス協会とかならするかもしれませんが、私達は困っている村々を回って少しでもお役に立てればと思ってこうして回っているのです」
って言うと
「ほ・・本当か~?」
まだ疑っているっぽいな
「お試しで治療してみますから怪我人や、病気の人を集めて貰えますか?」
って俺が言うと
「ま・・待ってくれ。領主様に聞いて見るから少しだけ待ってくれ」
そう言って一人の見張りの兵士が城塞の中に入って行った
5分位すると若い20代位の男女を連れて兵士が戻って来て
その20代くらいの男性が
「私がこのステビオン城塞都市をまとめているドニー・ステビオンです。そして私の横に居るのが妻のエイラです
ドニアスに聞いたのだが治療を無料でしてもらえると言うのは本当なのか?」
「ええ本当ですよ?怪我人とか病気の人を一か所に纏めて頂ければ治療致しますよ」
「本当なのかそれは有りがたい。では住民を集めて来るので妻のエイラに案内させよう中に入ってくれ」
そう言ってドニーという青年は村の中に走って入って行った。
「では皆様私がご案内致しますので私の後について来て頂けますか?」
「ではお邪魔します。失礼ですがエイラはお若くして領主様の奥様としておの地を治めておられるようですが何か理由でもあるのでしょうか?」
「やっぱりそう思われますか?私は普通の何も無い平民の子供でしたが、主人はステビリオン城塞都市のご長男だったのですが・・・」
「あ~ドニーさんがエイラさんに一目惚れして飛び出しこの城塞都市を作ったという事ですね?」
「ええええええええええ~どうして解るんですか?」
「あそこまで言えば解るじゃ無いですか~じゃ~エイラさんは凄く美人だしドニーさんは若くして領主様なんてやってるし、そこから想像するとそういう予想になりますって、でも大変だつたんじゃ無いですか?」
「そうなのです。ステビリオン城塞都市の中でドニーの人柄にひかれて集まった91家族がこの地に着て石を集めて城塞を作って家を建て生活してまいりましたが、苦労の連続です」
「私もこんな所に城塞都市があるなんて気が付きませんでしたよ」
「イースラー山脈から流れ出る水が豊富なのでこの場所に城塞を作って住み始めたのですが、オークが多く住み着いていてけが人が続出という悪循環でした」
エイラさんは俺達を村の真ん中にある広場まで俺達を連れて来ると
「あまり広い場所はありませんので、この場所に皆を集めるそうです。ここで暫くお待ち頂けますか」
そう言って俺達を広場で待つように声を張り上げた。
うちのメイドさん達と俺で73人も一気に集まると広場も狭く感じてしまうな・・
そうだ今の内に、この周辺を城塞化してしまおう!!2キロ範囲も有れば十分だろう!
俺はそう思い一気に上空に舞い上がり2キロ四方に10メートル×10メートル×厚さ50セントの石板を撃ち込み城塞化
地上に降り立った俺はエイラさんを見て何か言おうとしたのだが・・
エイラさんは・・
『口をぽっか~んと開けたまま・・放心状態・・・ですね』
「レイ説明してから行くべき!!」
「ご主人様の能力は規格外なんですから人前でやる時は説明しなきゃダメですよ~」
レイラは放心状態のエイラさんを抱き締めながら
「うちのご主人様は規格外ですから驚いて当然ですね(^^)/ヨシヨシ~」
って何やってんだレイラ~~
失礼だろ!!
「な・・・何なんですか~今の
『ドン』
『ドン』
『ドン』
『ドン』
って音は~!!」
「あ~今の音はこの城塞都市の周り2キロを新たに城塞化しただけですよ?これで広がった城塞の中で小麦とか作って売ればこの城塞都市でも食べていけるでしょう」
エイラさんは・・・
あ~また固まっちゃいましたね・・
「レイ驚かせ過ぎ!!」
「え~俺が悪いの?」
「ちゃんと説明しなかったレイのせいです」
めがみ・・アルテナのお叱りを受けてしまいました・・(;'∀')💦
ここ数日女神様って呼ぶと不機嫌になっちゃうんだよな~
女心は解んねぇ~~
ドニーさんが怪我人や病気の人を連れて来た。
91家族って言ってたけど怪我人多すぎネ?
「此処に居る人達半分以上は怪我人ですね」
俺は思わず聞いてしまったよ
俺の質問に
「オークの襲撃が此処の所多くて、怪我人が急増してしまいました」
うわっ~腕や手首や、足を食い千切られた人も20人近く居るよ・・・
「腕や手や足の欠損された方はこちらに集めて貰えますか?そのほかの方はそちらの場所に集まって下さい~~」
俺はそんな指示をしてから
「レイラ、部位欠損の人達にはポーションを飲ませてあげてくれないか。クリスティーナとクリスティーンはレイラの手助けをしてくれ」
「「は~い」」
「他の人達は1人づつ交代で『ヒール』をかけていってくれ」
「「「「「「「「「「は~い」」」」」」」」」」」
そうして俺達は2班に分かれて治療をしたのだった。
レイラの方は
「バカな~~!!」
「こんな事が!!」
「聖女様~~!!」
「奇跡じゃ~!!」
「女神様のお使いじゃ~~ありがたや~ありがたや~」
あ~おじいちゃんレイラを拝みだしたよ~
あ~何かには、レイラのパンツを覗き込んでいる不届き者も居るようだが・・・
婆さんに蹴られているから夫婦なんだろうな・・
こっちは
「ヒール」
怪我が治ったぞ~有難うございます」
「ヒール」
「苦しくない!!病気が~病気が治った~」
「ヒール」
「ヒール」
「ヒール」
・・・・
都立品川高校の制服姿の美少女達が入れ替わりで次々に『ヒール』をかけて治療してゆく
「「「「「「「「「「ご主人様」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「治療終わりました~」」」」」」」」」」
そう言って一気に『褒めて』『褒めて』『褒めて』『褒めて』『褒めて』『褒めて』オーラ全開で女子高生の制服を着た少女達が俺の周りに集まって来て、俺に抱き着いてくる
「よく頑張った。お疲れ様~」
ジャーネが
「ご主人様~此処の人達塩分不足になってる~」
って教えてくれる
ジャーネは鑑定出来るもんな~
ダンジョンコアの能力なのかな?
「ドニーさんステビオン城塞都市では塩の調達はどうやって居るのですか?」
って聞いて見たんだが・・
「塩の調達は残念ながら、うちのステビオン城塞都市ではお金が無くって出来ていません」
と驚愕の事実がつげられてビックリ
この人達どうやって生きて来たんだ?
「この城塞都市はそうやって生計を立ててるんですか?」
「この辺りに生息するオークを狩ってオークの肉は食用に、魔核は商人達に渡して換金、オークの皮や骨や牙は武器に作り変えて居ます」
うをぉ~めちゃめちゃオーク頼みジャン(;'∀')💦
「あの~」
「何でしょうか?」
言いにくいな・・
「実はですね・・この辺り一帯のオーク私達が殲滅して一匹も残っていないんですが・・」
と言うと
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ~」
あちゃ~
ドニーさんショックの余り気絶しちゃったよ~
/(^o^)\ナンテコッタイ
よかれと思ってやった事が逆にこの城塞都市の生命線だつたとは・・
殲滅しちゃったもんな~
今から戻せって言われても戻せないもんな~
何か無いか?
「ジャーネこの近くに何か無いか?」
ダメもとでジャーネに聞いて見たら・・・
「この城塞の北側にダンジョンが有るよ」
おお~ダンジョン!!
ドニーさん気絶しちゃってまだ復帰していないから奥さんのエイラさんに
「ダンジョンがこの近くに有るって知っていますか?」
って聞いて見ると
「いえ全然知りませんでした」
他の人に聞いても、知らないと首を横に振るだけだった。
つづく・・・
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