秋乃は立哉じゃ笑わない? 第17笑
如月 仁成
予告編 教師の日
パパ!
どうしたんだいそのかっこ。
おにいがな? ゾンビすら寄って来ねえボッチ顔してたそがれてんのさ!
そりゃ随分とぼっちだね……。
メシも作ってくんねえし。
よし。それじゃ今日はパパが手作りの料理を出そう。
……お向かいさんのバーガーなら手作りじゃねえんじゃね?
店長さんが手作りしてるじゃないか。
おお。パパ、天才だ。
それより、お兄ちゃんはどうしたんだい?
しらね! でも、それにひきかえ凜々花のハッピーっぷりと言ったら!
吸ってない?
これが喜ばずにいられりょか!
良いことあったんだ。
このかっこもりゃわかるでしょーに!
…………結婚式?
そう! 凜々花、念願の結婚なんだこの後!
男性のかっこじゃない。
合ってんだ! お嫁さん来るから! 我が家に!
凜々花ちゃんのお嫁さんって、舞浜さんじゃなかった?
そう! 今夜、初夜!
ぶほっ!?
…………パパ。リアルでウーロン吐くのはいただけねえよ?
とっ、泊まりに来るんだね? 珍しいね。ぞうきんぞうきん……。
ほい。
これは僕のパンツだよ?
泊りに来るってか結婚すんだからずっと一緒なんさ! 勉強も教えてくれるって!
ああ、そういうことか。あんまり無茶を言ったら可哀そうだからほどほどにね?
無茶ってか、お願いされたんだけど。
泊めてって?
ふつつかものですがお願いしますって。
ぶほっ!?
…………ほい。
それはお兄ちゃんのパンツだよ?
ドキドキしない同居生活!
ある意味針のむしろだぞ?
そしてパンツはすぐしまおう!
主人公不在の17笑目、スタートです!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます