第8話 槍投げ愉快痛快に♪


 腐った風・・・・・・

それはよくある理想・・・・・・・


 よくおちいる思考・・・・・


 正しいと信じる・・・・・

為政者らしい考え・・・・・・


 ジョーはそう思いつつ・・・・・・

山を走り・・・・・・・


 そう大きい山ではない・・・・・・

木は綺麗に伐採され・・・・


 土がむき出しの丘のようにさえ見える・・・・・

そんな荒れ果てた山で・・・・・・


 「重税がどうとか」

「それ以前問題」


 「あれすぎてんだよな」


 山の天辺に・・・・

走り上り・・・・・


 槍を投げる・・・・・・

快音を生じさせ・・・・・・


 快に飛んでいく槍・・・・・


 「ヒュウ」


 ジョーは見つめ・・・・・・・

呼気音を響かせ・・・・・


 「まっ」

「これで」


 「腐ってるやつらを」

「黙らせられる」


 槍は降下を始める・・・・・・

そして・・・・・


 盛大な快音と・・・・・

衝撃が・・・・・・


 風と成りはしる・・・・・・

ジョーを駆け抜け・・・・・・・・・


 ジョーは笑みを浮かべ・・・・・

快音が生じる・・・・・


 右腕から光が・・・・・・

鎖の快音が・・・・・


 ジョーの右腕から・・・・・

光は鎖と成り・・・・


 ジョーは右腕を振るい・・・・・

鎖はジョーの右腕に絡まり・・・・・・・


 絡まってないほうは・・・・・

何処までも伸びる・・・・・


 果てなど無いように・・・・・・


 ジョーは快に・・・・・


 「掴んだ!」


 そして跳ぶ・・・・・

刹那に・・・・・・


 槍の突き刺さる場所に・・・・・・

現れ・・・・・・


 槍に鎖が絡まり・・・・・

ジョーの鎖が絡まり・・・・・・


 生じたように・・・・・・

光と成り・・・・・


 消えていく鎖・・・・・・

ジョーは槍を引き抜き・・・・・・・


 周りを見る・・・・・・

鎧装束の・・・・・・


 荒地に突き刺さる・・・・・

人々を見る・・・・・


 見渡す限りに・・・・・

奇妙に皆突き刺さる光景・・・・・・・


 ジョーの近く突き刺さりを・・・・・

ジョーは見つめ・・・・・


 「たしかめるか」


 そういい近づき・・・・・

監視のカナは・・・・・


 ヴァクール姿で・・・・・

四翼で浮かび・・・・・


 うっとりと・・・・・

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