「わかった」
「わかった」
その言葉には脱力感しかなかった
抵抗をしたかった
違うよね?と聞きたかった
考え直して、と強気になりたかった
だめと言って怒りたかった
でもどれもできなかった
君からの突然の別れのメールは
少し勘付いてた私にも衝撃はそれでもまだ大きかったから
なんで?
私じゃだめなの?
私を好きだったんじゃないの?
他に好きな人ができたの?
私のどこがだめだった?
私は足りなかった?
あなたに合わなかった?
あなたにふさわしくないの?
どれも聞けずまま
どれも知れずまま
この恋は
花火だった
終わってしまった恋は
桜だった
来年の綺麗な桜吹雪を見れるまで
夏の猛暑も秋の眠さも冬の猛吹雪も全て耐え抜く
花火をいつかは永遠のものにするために
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