第270話 読書百遍意自ずから通ず
荷物が届いた。心当たりはない。
勝手に商品を送りつけ料金をふんだくるつもりかと思ったが、そうでもないらしい。
だから、説明書通りに作ってみた。なんだか機械らしいのだ。
が、作ってみたものの用途が皆目わからない。説明書もその肝心なことは抜け落ちてる。使い方がわからないものを置いておくほど我が家は広くない。で、壊して捨てた。
しばらくすると、また届いた。しかし前回とは違うもののようだ。そしてやっぱり説明書に使用方法は書いてない。今度はどんなものが仕上がるやら。とにかく作ってみた。が、完成しても案の定何がなにやら。
で、壊して捨てた。
タイミングを見計らったように、また届く。
どうせ壊して捨てることになるのだが、作ってみた。
やっぱり用途はわからない。
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