第110話 穏やかな日々

なんだかピンと来たので宝くじを買ってみた。当たった。

以来、ときどき当たるような予感がするようになった。そして間違いなく当たる。濡れ手で粟。といって大金を手にしたところで使うあてもない。持っていても仕方がないので友人を集めて大盤振る舞い。それでオシマイ。


相変わらず時折予感はするのだけれど宝くじを買うことはない。わたしには必要がない。だからこれまで通りの生活をつづけている。


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