第95話 立て看板

仕事から帰ってくると家へと続く道の脇に立て看板があった。朝、出かける時にはなかったものだ。立て看板……でいいのだろうか。よく見ると何も書いてない。真っ白。


何かが書かれるはずだと思って毎日見ているけれど、いつまで経っても真っ白。

わたしが何か書かなければいけないのだろうか。


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