第286話 不動明王

俺の女房は不動明王。


ともすれば怠け癖の出る俺の尻を踏んづけて、

容赦なく、叱咤の剣で斬りつける。


「鬼嫁っすね」だって?


いやいや。

それは俺のせい。


本当のあいつの慈愛は深い。


真剣に頼めば、どうでも叶えてくれようとするし、

頼れる母ちゃんに、子供達もあいつの味方。


こんな良い女房はいないさ。



★☆★


書き終えて

(おや? これは北斗晶さんかな?)

って思ってしまった。

いや、知らんけど。

なんとなく。



☆★☆


次のお題は〖放心〗

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