第168話 チョコレート ②

カカオにはフェニルエチルアミンという『天然の惚れ薬』としての効果が科学的に立証されている。


両国若松町の米津凮月堂ふうげつどう貯古齢糖チョコレイトが売り出されたのは明治8年の事。


牛の血の混じる噂は噂を呼び、

そんなゲテモノは御免とばかりに閑古鳥が鳴いたが、

明治9年の出生率が90万を超えたのは、もしかして?




★☆★


『女房売っても初鰹』な江戸っ子ならば、

隣の人間が食べたという話を聞いた時、

自分がまだ食べてないなんて言いたくないから、

やっぱり買って一度は食べてたんじゃないか、という仮説。


ちなみに出生率ですが、

明治=出生率(人)

07=836,113

08=869,126

09=902,946 ★

10=890,518

11=874,883

12=876,719

だそうです。


偶々なのかもしれないが、

慣れたらどうって事ない効果でも、

初っ端の効果は絶大だったんじゃなかろうか…。

な~んて事を無責任に考えるのは楽しい。



☆★☆


次のお題は〖寒空〗


ボツお題は〖レビュテーションリスク〗と〖ドッヂボール〗


鬼お題の次は、量産型ザクか……

アハハ…パトラッシュ…僕はもう疲れたよ……

でも、止めるわけにはいかない。

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