第063話 意地っ張り

まったくね。

うちの人の意地っ張りには困ったもんだよ。

自分が悪いってわかっちゃいても、

頭を下げるなんて男のする事じゃないって思ってるんだ。


まぁ、あたしの言い方も、ちょいとキツかったかもしれないね。


どうせ、今夜には何事も無かったようにしれっと帰って来るんだから、

一本つけてやろうかね。




★☆★


なんとなく。

江戸っ子って、夫婦そろって意地っ張りな感じが…。

でも、なんだかんだ、嫁さんがうまく旦那さんを掌で転がしてるような気が…。


イメージとしては、

旦那さんは大工で仕事に行ってる。

嫁さんは、同じ長屋の主婦と洗濯しながら愚痴ってる。

って感じ。


きっと、旦那さんは旦那さんで、どっかで仕事仲間に愚痴ってるんだよ(笑)



☆★☆


次のお題は〖愚の骨頂〗

しまった。

〖三本柱〗で、使ってしまった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る