てんしとおコタ

環流 虹向

Prologue

くらやみ

僕が夢を語った瞬間


あたりは真っ暗になって


なにも分からなくなった。



けど、そんな時は


いつも僕の親が遠いところで


声をかけて呼んでくれる。



それが当たり前だと思ってた。



でも、その当たり前は


僕の夢を手の届かないところへ追いやろうとする。



だから見えない周りを気にせずもがいて


ひとりで暴れまわったけど


いつしか芽生えていた恋心さえも自分で傷つけて


頼りの君を自分で突き放した。



ごめん。


今更だけど、君へ謝罪を伝えたい。

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