第25話

俺はごくりと唾を飲み込んだ。


マヒロは、声が明るい。

それ、ぜってー、俺を明るく振る舞ってるに違いない。


「命、あっただけいいの。

あと、初めても守ったよ...」


「え」


「藤島くん、ナイフ持ってた。

それから、背の低い植え込みの街路樹に

私が倒れこんだとき、強い力で押さえ込まれて。

私、植え込みを背にしてたの。

それから、服、切ってきて。

ごめんなさい。

事務所の社長に、話はできないって

何度も謝ったの。

そしたら、キレちゃって。


うるせえ、つべこべ言わずに

話してくれりゃいいんだよ...

俺くらいのイケメンなら、太い繋がりがありゃ、のしあがれる...!!




どーせ、お偉いさんに、股開いたんだろ、、!慣れっこだろ、こーゆーこと!!

ちょっとやらしてくれよ...!!



「大人しくしろ

ジーパン脱がなきゃ、首の頸動脈、

叩っ斬るぞ、って。

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