生きよう

とりやえず生きてみようか

空に向かって呟いた一言

まだ子どもの俺にはまだよく分かりませんが

生きる事が大事なのは何となく分かるような分からないような


百歩譲って五十歩拒否して

息をしながら妄想をして希望を感じて今日も生きる

何かを始めて

すぐに飽きて

そしてまた新しい事を始めてみる

そんな毎日でも別にいいかなって


ある時眠れない夜を過ごした

ずっと泣いて息をして咳をしてそしてまた息をする

死にたいと思ったけれど同時に死にたくないとも思って

矛盾を抱えてまた生きる

どうせ生きてる

何十年後もずぅーと


生きようか

どうして生きていなけりゃいけないのか良く分かりませんが

生きなきゃいけない事は良く分かっているつもりで

それでも死にたいと思うのはきっとただの口癖だ

まだまだ死ぬ時期ではないや

まだまだぴんぴんしてるぜ

世の中は意外と平和だしな


夜空の星は長生きに見せかけている物もあるだろう

きっとまだ消えたくないんだろうな俺達と同じような違うような


明日もきっと生きていて

明後日もきっと生きている

とりやえず生きてから考えようか

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